コンプレックスについて
みなさん、ごきげんはいかがですか?
ちびくろです。
今回は、「コンプレックス」について考えたことを書いていこうと思います。
もともと「コンプレックス」という言葉は、心理学や精神分析の際などに使われる用語であるそうなのですが、この記事では一般的な会話等で使われる「劣等感」という意味について考えていきたいと思います。
ぼくが思うに、コンプレックスは世界中の誰しもが抱えているものです。
クラスで人気なあの人も、いつも笑顔なあの人も、
歌って踊れるアイドルも、話題のイケメン俳優も、
程度の差はあれど、みんなコンプレックスを抱えて生きている。
と、ぼくは思います。
自分から見ればすべてが完璧に見える人が、コンプレックスを抱いているなんて
あまり想像できませんよね。
では、なぜぼくがそう考えるのか。
それは、コンプレックスはなぜ生まれるのかという問いの答えに深く関係します。
読み進める前に、問いについてあなたも考えてみてください。
コンプレックスはなぜ生まれるのか。
どうでしょうか。
コンプレックスが生まれる原因。
それは、「比較する対象が存在すること」です。
比較する対象とは、つまり「他人」のことです。
ぼくたちは、生まれてから死ぬまで人と関わり続けます。
自分の親、友人、クラスメイト、よく行くお店の店員。
どこにでも人はいます。
その人たちの中には、自分より素晴らしい(と思える)ものを
持っている人がたくさんいます。
人間は欲張りなので、自分の持っていないものを欲しがります。
ぼくはもっと欲張りなので、
○○さんの容姿、○○さんの性格、○○さんの才能…
など、良いとこどりができたらなぁ、とよく思います。
しかし、ぼくらが憧れる人よりもさらに上はおり、
また人それぞれ望むものは違うでしょうから、
世界中を見渡せばそれは永遠に続いていくでしょう。
では逆に、比較する対象がする存在しない世界、
つまり自分以外の人間がいない世界であればどうでしょうか。
少し想像してみてください。
生まれてから死ぬまで、無人島のようなところにひとりで
のんびりと暮らしているあなたの姿を。
おそらく、コンプレックスなんて生まれないと思います。
結局なにが言いたいかというと、
コンプレックスは他人がいる限り生まれるものなのです。
これは、もう仕方がないです。
割り切るしかありません。
では、ぼくたちはコンプレックスとどう向き合っていけばいいのでしょうか。
コンプレックスが生まれるのを防ぐのは、難しいです。
感情は自然に芽生えるものですし、
常識的に考えて、他者と完全に離れて生活をするなんてほぼ不可能です。
そうなると、残された道はひとつ。
月並みですが、コンプレックスを受け入れ、克服すること。
これしかないと思っています。
しかし、これは誰かも言っているように口で言うほど簡単じゃありません。
まず、最初のステップである「受け入れること」がめちゃめちゃ難しい。
それに加えて、「克服する」はもっと難しい。
普通、自分の嫌なところはあまり見たくないじゃないですか。
努力で変えられる部分ならまだしも、
容姿や才能など、天性に大きく左右されるものであれば尚更です。
「あの人はいいな…」「なんで自分だけ…」と卑屈になってしまうのも無理はありません。
ぼく自身、今日までの22年間ずっとそのように卑屈でひねくれた考えを持ちながら生きてきました。
しかし最近、おっいいな、マネしてみたいな、と思った考え方があります。
それは、「自分史上、最高の自分になる」というものでした。
他の人には劣っているが、以前の自分よりは理想に近づいている。
コンプレックスを燃料として、自分を高めているのです。
ぼくは、これを良いコンプレックスの持ち方だと考えます。
この考え方を実践できれば、少なくともコンプレックスを受け入れ、克服しようと進んでいる段階までには到達できているのではないかと思います。
コンプレックスに限らず、他のことにも言えますが
前に進んでさえいれば気にしすぎることはなくなります。
テストやレポートなども、おそらく勉強をしている時よりも
する前のほうが憂鬱だと思います。
コンプレックスをあまり気にしなくなるという点で言えば、
克服しようとしている時点でほとんど克服していると言ってもいいのではないでしょうか。
ぼくはたくさんのコンプレックスを抱えており、その全部を受け入れることは全くできていません。
しかし、趣味の筋トレにおいては少しずつ成長しているなと感じています。
向き合うべきものがたくさんある中で、一つでも前に進んでいるものがあれば、不思議と自分のことを完全に嫌うことはできなくなります。
なので、いっぺんに克服しようとするのではなく、
ひとつずつできそうなものから始めてみるといいのではないかと思います。
自分史上、最高の自分になる。
まだまだ道のりは長いですが、コンプレックスを燃料に変えて
ゆっくりと走り続けます。
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ここまでいろいろと考えを書かせてもらったのですが、
おもしろいことにコンプレックスなんてほとんどが自分で気にしすぎているだけの場合が多いんですよね。
意外と、みんな他人のことに興味がないわけです。
そのことを頭ではわかっていても、やっぱり気にしてしまうんですよね。
他人の目線から自分を解放する。
それが、真にコンプレックスを克服することなのかもしれませんね。
それではまた。
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