ちびくろ日記

小さくて色黒、平凡な大学生の日常。

早起きは人生を制するっぽい

「----------♪」

 

文字では表しようのないアラームが、少し離れたスマホから躍り出てくる。

 

その奇妙な音を止めるべく、ベッドかぬるりと這い出した。

 

重いまぶたを何とか持ち上げ、まぶしげに目の前の液晶画面に視線を向ける。

 

 

AM7:00.

 

 

起きれた、ぼくは起きれたんだ…

 

いや、まだ油断してはいけない。

頭を振り、頬を両手で挟むようにたたいた。

 

二度目の睡魔から逃げるように、浴室へ駆け込んだ。

 

 

蛇口をひねる。

シャワーの水は冷たく、ひゃっと小さな悲鳴を上げた。

だが、徐々に水温が上がり、優しい刺激と温もりが全身を包み込んだ。

 

 

数分が経ち、水を止める。

ほのかに香るバスタオルで水分を吸収し、浴室を出た。

 

 

服を着て、支度をする。

 

 

カーテンを開くと、穏やかな光が顔を照らした。

目を細めながら窓を開け、入ってくる少し冷えた新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んだ。

 

 

先ほどまでの頭の中のモヤモヤがウソのように吹き飛び、

まぶたも全開することができた。

 

完全に目が覚めていた。

 

 

ぼくは、思わずガッツポーズをした。

 

 

勝った、今日も朝に勝ったんだ。

 

 

意気揚々と椅子に座り込み、お辞儀をしている画面を上げ、電源を付ける。

 

 

適度な高揚感に包まれながら、キーボードに手をかけた。

 

 

 

 

 

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皆さん、ごきげんはいかがですか?

ちびくろです。

 

 

今回は「早起き」について書いていきたいと思います。

 

 

とか、偉そうに書いていますが、実はぼく

 

 

早起きが苦手です。

 

 

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はい、そうなんですよね。すごい苦手。

冒頭のストーリーで、たかだか7時に起きただけなのにガッツポーズをするような変態ぶりを見れば、わかるかと思います。

 

 

そして。

早起きの最大の障壁は、なんといっても二度寝です。

 

 

めちゃくちゃ気持ちいいですよね、二度寝

なぜなんでしょう。

 

 

目覚めた瞬間、ぼく頭の中で天使と悪魔がささやくのです。

 

悪魔「おいおい、まだ眠いんならとっとと寝ちまえよ。毛布かけてやるからよ」

 

優しい。もはや天使。

 

天使「ダメ!眠い時に寝なきゃ、体が壊れるわよ!」

 

 

 

あ、こいつらグルだ。

 

 

 

そう思いつつ、二人に背中を押してもらったぼくは、

もういちどベッドに体をうずめるのであった。

天使は毛布をかけてくれなかった。

 

 

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毎日、そんな感じなんですよね。

それらしい理由をつけて、二度寝しちゃう。

自分にあまあまなんですね。

 

 

 

高校までは早起きできていたのに、今はなぜできないのだろう。

いろいろ考えた結果、当たり前にして最強の理由が浮かびました。

 

 

「強制的な予定があったから」

 

 

なんですよね。

 

高校までは、ちゃんと学校に行かなければいけないという「予定」がありました。

 

起きなければ危険だ、という危機感があったから起きることができていた。

 

 

 

 

 

では、大学はどうでしょう。

 

結論から言うと、ガバガバなんですよね。

 

いってもいかなくてもいい。全てあなた次第ですよ。

と、そんな感じ。

 

 

そんなん、行かなくなるに決まっているじゃないですか。

ぼくをなめないでくださいって思います。

 

 

ですが、両親にお金を払ってもらっているし、せっかくの環境を捨ててしまうのはもったいないということで、ぼくは変わることを決意しました。

 

 

そして、早起きをする方法を片っ端から調べていきました。

 

 

日光を浴びて、体を目覚めさせる

朝にワクワクすることをする

目覚ましの音量を大きくしてみる

起きた瞬間に水を飲む      etc...

 

 

 

パソコンを閉じ、一息ついた。

 

 

 

 

 

 

 

「そこまでたどりつくことができないの!!」

 

 

 

 

ぼくは、起きてすぐに二度寝にバトンを渡すので、日光浴びたりワクワクすることまでたどりつかないのです。

 

 

 

ぼくは、一生早起きができないのか(それはない)

 

頭を抱えていた時に、ある方法を思いつきました。

 

 

 

 

それは、

「友人どうしでモーニングコールをする」

という方法でした。

 

 

 

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ひらめいた瞬間、ぼくはすぐさま同志を募った。

そこに、二人の勇者が申し出を快く受け入れてくれた。

 

 

そして、翌日から

朝7時に男三人で電話をかけあうという気色悪い日課が誕生した。

 

 

だが、効果を侮ることなかれ。

 

 

バチくそに起きれる。

 

 

いや、ほんとに。マジで試してほしい。

 

 

お互いに監視の目があり、軽い緊張感を持つことができる。

電話なので、言葉を話さないといけないので、自然と頭が回る。

 

 

こういうアプリあってもいいんじゃないかレベルの効果。

 

 

 

そうしてぼくらは、快進撃を続けた。

 

 

 

早起きをしだして、得をしたことが大きく分けると三つある。

もっとたくさんあるが、論文臭くなるので三つに絞った。

それらを紹介する。

 

 

 

 

 

 

時間にゆとりがもてる

 

いつも、朝ごはんも食べずにしわだらけな洋服を着て登校していたぼくだったが、

早起きをすることで落ち着いて準備ができるようになった。

 

時間を気にすることがなくなったので、焦らずゆったりと電車の中で読書もできるように。

 

時間に余裕ができることで、心持ちが大きく変わったのだ。

 

ものすごく時間が有効に使えている感覚があり、一日が充実した。

 

早起きがこんなに素晴らしいものなら、もっと早くやっておけばよかったなと少し後悔した。

 

 

 

頭が回る回る

 

頭がめちゃ回る。回る回る。

 

今までボーっと受けていた1限の授業を、しゃっきりとさえた頭で迎えることができた。

 

授業の内容は全く分からなかったが、授業中、ぼくの笑顔が絶えることはなかった。

 

早起きがこんなに素晴らしいものなら、もっと早くやっておけばよかったなと少し後悔した。

 

 

 

 

早く眠れる

 

皆さんは、お気づきだろうか。

最高で最強のサイクルにはまっていることを。

 

単純な話、早く起きるから早く寝れるんですよね。

早く寝るから、早く起きれる。

 

それを続けることで、朝の貴重な時間を莫大に生み出すことができます。

 

この波に乗ってしまえば、もうこっちのもの。

 

早起きがこんなに素晴らしいものなら、もっと早くやっておけばよかったなと少し後悔した。

 

 

 

 

 

 

はい、この3つのことにも書かれているように、ぼくは

早起きの素晴らしさを知ってから、

もっと前から始めておけばよかったと少し後悔しました。

 

 

早起きは、本当に素晴らしい。

実行する人としない人では、人生が大きく変わるなと確信しました。

大げさではなく。

 

 

ぜひ、やってみてください。やりましょう。

ぼくも、がんばりますので。

 

 

 

 

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記事を書き終わり、時計に視線を移す。

 

AM9:30.

 

 

まだこんな時間か。

 

キーボードから手を放し、腕を伸ばして軽く背伸びをした。

 

 

 

窓から、雲一つない青々とした空がこちらに笑顔を向けている。

 

それに応えるように微笑み返し、ぼくはゆっくりと立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日はなにをしようかな。